インドの送信者 ID 登録要件 - Amazon Simple Notification Service

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インドの送信者 ID 登録要件

デフォルトでは、インドの受信者にメッセージを送信すると、Amazon SNS は International Long Distance Operator (ILDO) 接続を使用してこれらのメッセージを送信します。受信者が ILDO 接続で送信されたメッセージを表示すると、ランダムな数字の ID から送信されたように見えます (専用のショートコードを購入した場合を除く)。

注記

ローカルルートを使用したメッセージの送信料金は、[Amazon SNS 世界各国の SMS 料金] ページに表示されます。ILDO 接続を使用してメッセージを送信する料金は、ローカルルート経由でメッセージを送信する料金よりも高くなります。

SMS メッセージにアルファベットの送信者 ID を使用する場合は、ILDO ルートではなくローカルルートでメッセージを送信する必要があります。ローカルルートを使用してメッセージを送信するには、まず分散型台帳 (DLT) ポータルを介してユースケースとメッセージテンプレートをインド電気通信規制庁 (TRAI) に登録する必要があります。これらの登録要件は、インドの消費者が受信する未承諾メッセージの数を減らし、潜在的に有害なメッセージから消費者を保護するために設定されています。この登録プロセスは、Vilpower サービスを通じて Vodafone India によって管理されています。

ステップ 1: TRAI に登録する

インドの受信者に SMS メッセージを送信するには、事前に組織をインド電気通信規制庁 (TRAI) に登録する必要があります。登録手続きの際に、以下の情報を入力する準備をしておいてください。

  • 組織の Permanent Account Number (PAN)。

  • 組織の Tax Deduction Account Number (TAN)。

  • 組織の Goods and Services Tax Identification Number (GSTIN)。

  • 組織の Corporate Identity Number (CIN)。

  • 組織を登録する権限を与える承認書。

以下は、組織を TRAI に登録するために利用可能な分散型台帳 (DLT) 登録サイトのサンプルリストです (手数料がかかる場合があります)。登録プロセスはサイトによって異なります。サポートについては、それぞれのサポートチームにお問い合わせください。

  • BSNL DLT - 登録は無料です。

  • Jio TrueConnect - 登録プロセスの完了に料金を請求します。

  • Smart Enterprise Solutions - 登録プロセスの完了に料金を請求します。

  • Vilpower - ダウンロードして自由に変更可能なテンプレートがあります。Vilpower は、登録プロセスを完了するための手数料を請求します。

組織を TRAI に登録するには

Vilpower を使用して組織を TRAI に登録する方法は、以下の詳細を参照してください。

  1. ウェブブラウザで、Vilpower のウェブサイト https://www.vilpower.in にアクセスします。

  2. [Signup] を選択して、別のアカウントを作成します。登録処理中に、次の操作を行います。

    • 登録するエンティティのタイプは、[As Enterprise] を選択します。

    • テレマーケティング担当者名は、[Infobip Private Limited - ALL] を使用します。プロンプトが表示されたら、Infobip を入力し、次に、ドロップダウンリストから [Infobip Private Limited – ALL] を選択します。

    • [Enter Telemarketer ID] に、110200001152 を入力します。

    • ヘッダー ID の入力を求められたら、登録する送信者 ID を入力します。

      注記

      インドでは、送信者 ID の長さは正確に 6 文字である必要があります。

    • コンテンツテンプレートの入力を求められたら、受信者に送信する予定のメッセージコンテンツを入力します。送信するすべてのメッセージのテンプレートを含めます。

    注記

    Amazon Web Services では、DLT 登録プロバイダーのウェブサイトは管理していません。それぞれのウェブサイトのステップは変更される可能性があります。

ステップ 2: 送信者 ID をリクエストする

インドで送信者 ID をリクエストするには、AWS Support リクエストを提出する必要があります。「送信者 ID をリクエストする」で各ステップを実行します。リクエストで以下の必須情報を入力してください。

  • 送信者が SMS メッセージを送信する予定の AWS リージョン。

  • DLT 登録プロセス中に使用する会社名。

  • DLT エンティティの登録が成功した後に受け取ったプリンシパルエンティティ ID (PEID)。

  • 月間使用量の見積もり。

  • ユースケースの説明。

  • エンドユーザーオプトインフローの説明。

  • エンドユーザーのオプトインが収集され、登録されていることの確認。

ステップ 3: SMS メッセージを送信する

組織を TRAI に登録したら、インドの受信者に SMS メッセージを送信できます。

  1. Amazon SNS コンソールにサインインします。

  2. コンソールメニューで、SMS メッセージングをサポートしているリージョンにリージョンセレクタを設定します。

  3. ナビゲーションパネルで、[テキストメッセージング (SMS)] を選択します。

  4. [テキストメッセージ (SMS)] ページで、[テキストメッセージの発行] を選択します。[SMS メッセージの発行] ウィンドウが開きます。

  5. [メッセージタイプ] で、以下のいずれかを選択します。

    • プロモーション - マーケティングメッセージなどの非クリティカルなメッセージ。

      数値の送信者 ID を使用する場合は、このオプションを選択します。

    • [トランザクション] - 多要素認証のワンタイムパスコードなど、顧客のトランザクションをサポートするクリティカルメッセージ。

      アルファベットまたはアルファベットと数字の送信者 ID を使用する場合は、このオプションを選択します。

    このメッセージレベルの設定は、[テキストメッセージプリファレンス] ページで設定するデフォルトメッセージタイプを上書きします。

    プロモーションおよびトランザクションメッセージの料金表の詳細については、「グローバル SMS 料金表」を参照してください。

  6. メッセージを送信する電話番号を [番号] に入力します。

  7. [メッセージ] に、送信するメッセージを入力します。

    SMS メッセージにコンテンツを追加するときは、コンテンツが DLT 登録済みテンプレートのコンテンツと完全に一致していることを確認してください。通信事業者は、メッセージコンテンツに追加の返ってくる文字、スペース、句読点、または文の大文字と小文字が一致しない場合、SMS メッセージをブロックします。テンプレート内では、30 文字以内で変更する可能性のある文字を指定できます。

  8. [発信元 ID] セクションで、[送信者 ID] に、3~11 文字のカスタム ID を入力します。

    送信者 ID は、プロモーションメッセージの場合は数値、トランザクションメッセージの場合はアルファベットまたはアルファベットと数字です。送信者 ID は、受信側デバイスにメッセージ送信者として表示されます。

    インドに登録されているプロモーション用の送信者 ID の数値については、SMS 送信リクエストの [発信元番号] パラメータとして送信者 ID を指定します。

  9. インドの受信者に SMS メッセージを送信する場合は、[国固有の属性] セクションを展開し、次の必須属性を指定します。

    • エンティティ ID - インドの受信者に SMS メッセージを送信するためのエンティティ ID または プリンシパルエンティティ (PE) ID。

      これは、TRAI に登録したエンティティを一意に識別する、TRAI が付与する 1~50 文字のカスタム文字列です。

    • テンプレート ID - インドの受信者に SMS メッセージを送信するための、規制機関から受け取るテンプレート ID。

      これは、TRAI に登録したテンプレートを一意に識別する、TRAI が付与する 1~50 文字のカスタム文字列です。テンプレート ID は、前のステップで指定した送信者 ID とメッセージコンテンツに関連付ける必要があります。

  10. [メッセージの発行] を選択します。

その他の国の受信者に SMS メッセージを送信する方法の詳細については、「携帯電話に発行する」を参照してください。

インドの受信者に送信した SMS メッセージのトラブルシューティング

以下は、通信事業者がSMSメッセージをブロックする理由と考えられるものです。

  • 送信されたコンテンツに一致するテンプレートが見つからなかった。

    送信されたコンテンツ: <#> 12345 is your OTP to verify mobile number. Your OTP is valid for 15 minutes -- ABC Pvt. Ltd.

    一致テンプレート: なし

    問題: 登録した DLT テンプレートの最初に <#> または{#var#} を含む DLT テンプレートがない。

  • 変更する可能性のある文字数が 30 文字を超えている。

    送信されたコンテンツ: 12345 is your OTP code for ABC (ABC Company - India Private Limited) - (ABC 123456789). Share with your agent only. - ABC Pvt. Ltd.

    一致したテンプレート: {#var#} is your OTP code for {#var#} ({#var#}) - ({#var#} {#var#}). Share with your agent only. - ABC Pvt. Ltd.

    問題: 送信されたコンテンツの「ABC Company - India Private Limited」の値が、単一の {#var#} 文字数制限の 30 を超えている。

  • メッセージ文の大文字と小文字がテンプレートの文の大文字と小文字と一致しません。

    送信されたコンテンツ: 12345 is your OTP code for ABC (ABC Company - India Private Limited) - (ABC 123456789). Share with your agent only. - ABC Pvt. Ltd.

    一致したテンプレート: {#var#} is your OTP code for {#var#} ({#var#}) - ({#var#} {#var#}). Share with your agent only. - ABC PVT. LTD.

    問題: 一致した DLT テンプレートに付け加えられた会社名はすべて大文字で、送信されたコンテンツでは名前の一部が小文字に変更された (「ABC Pvt. Ltd.」と 「ABC PVT。Ltd.」)。