独自のランブックの作成 - AWS Systems Manager

独自のランブックの作成

オートメーションランブックは、オートメーションの実行時にマネージドインスタンスおよびその他の AWS リソースで Systems Manager が実行するアクションを定義します。Automation は AWS Systems Manager のツールです。ランブックには、順次実行されるステップが 1 つ以上含まれています。各ステップは、1 つのアクションを中心に構築されます。1 つのステップからの出力は、後のステップで入力として使用できます。

これらのアクションとそのステップを実行するプロセスは、オートメーションと呼ばれます。

ランブックでサポートされているアクションタイプを使用すると、AWS 環境でのさまざまなオペレーションを自動化できます。たとえば、executeScript アクションタイプを使用すると、Python または PowerShell スクリプトをランブックに直接埋め込むことができます。(カスタムランブックを作成するときは、スクリプトをインラインで追加するか、S3 バケットまたはローカルマシンからアタッチできます)。AWS CloudFormation および createStack アクションタイプを使用すると、deleteStack リソースの管理を自動化できます。また、executeAwsApi アクションタイプを使用すると、ステップは AWS リソースの作成または削除、他のプロセスの開始、通知の開始など、任意の AWS のサービスで任意の API オペレーションを実行できます。

オートメーションでサポートされている 20 種類のアクションタイプの一覧については、「Systems Manager Automation アクションのリファレンス」を参照してください。

AWS Systems Manager Automation では、1 つ以上の Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスの再起動や、Amazon Machine Image (AMI) の作成といった一般的なタスクを実行する際に使用することができる事前定義されたステップを含むいくつかのランブックが用意されています。また、独自のランブックを作成して他の AWS アカウント と共有したり、すべての Automation ユーザーに公開したりすることもできます。

ランブックは YAML または JSON を使用して記述されます。ただし、Systems Manager Automation コンソールの [Document Builder (ドキュメントビルダー)] を使用すると、ネイティブの JSON または YAML で作成しなくても、ランブックを作成できます。

重要

AWS Identity and Access Management (IAM) サービスロールを使用して他のサービスを呼び出す自動化ワークフローを実行する場合は、それらのサービスを呼び出すためのアクセス許可をサービスロールに設定する必要がある点に注意してください。この要件は、AWS-ConfigureS3BucketLoggingAWS-CreateDynamoDBBackupAWS-RestartEC2Instance ランブックなど、すべての AWS オートメーションランブック (AWS-* ランブック) に適用されます。この要件は、他のサービスを呼び出すアクションを使用して他の AWS のサービスを呼び出すように作成したカスタムオートメーションランブックにも適用されます。例えば、aws:executeAwsApiaws:createStack、または aws:copyImage のアクションを使用する場合は、それらのサービスを呼び出すためのアクセス許可を持つサービスロールを設定します。ロールに IAM インラインポリシーを追加することで、他の AWS のサービスへのアクセス許可を有効にできます。詳細については、「(オプション) 他の AWS のサービス を呼び出すためのオートメーションインラインポリシーまたはカスタマー管理ポリシーを追加する」を参照してください。

ランブックで指定できるアクションまたはプラグインに関する情報を表示するには、「Systems Manager Automation アクションのリファレンス」を参照してください。

AWS Toolkit for Visual Studio Code を使用してランブックを作成する方法については、 AWS Toolkit for Visual Studio Code ユーザーガイドの「Systems Manager Automation ドキュメントの使用」を参照してください。

ビジュアルデザイナーを使用したカスタムランブックの作成については、「オートメーションランブックのビジュアルデザインエクスペリエンス」を参照してください。

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