エンドポイントポリシーを使用して VPC エンドポイントへのアクセスを制御する - Amazon Virtual Private Cloud

エンドポイントポリシーを使用して VPC エンドポイントへのアクセスを制御する

VPC エンドポイントポリシーは、VPC エンドポイントにアタッチできるリソースベースのポリシーで、どの AWS プリンシパルがエンドポイントを使用して AWS のサービス にアクセスするかを制御します。

エンドポイントポリシーは、アイデンティティベースのポリシーやリソースベースのポリシーを上書き、または置き換えません。例えば、Amazon S3 に接続するためにインターフェイスエンドポイントを使用する場合、Amazon S3 バケットポリシーを使用して、特定のエンドポイントまたは特定の VPC からのバケットへのアクセスを制御することもできます。

考慮事項

  • エンドポイントポリシーは、IAM ポリシー言語を使用する JSON ポリシードキュメントです。エンドポイントポリシーには、プリンシパル要素を含める必要があります。エンドポイントポリシーのサイズは 20,480 文字 (空白を含む) を超えることはできません。

  • AWS のサービス のインターフェイスまたはゲートウェイエンドポイントを作成するときに、エンドポイントポリシーをエンドポイントにアタッチできます。いつでもエンドポイントポリシーの更新ができます。エンドポイントポリシーをアタッチしない場合、デフォルトのエンドポイントポリシーがアタッチされます。

  • すべての AWS のサービス がエンドポイントポリシーをサポートしているわけではありません。AWS のサービス は、エンドポイントポリシーをサポートしていない場合、サービスのあらゆるエンドポイントへのフルアクセスを許可します。詳細については、「エンドポイントポリシーのサポートを表示する」を参照してください。

  • AWS のサービス 以外のエンドポイントサービスの VPC エンドポイントを作成すると、エンドポイントへのフルアクセスが許可されます。

  • ワイルドカード文字 (* または ?) または数値条件演算子を、システム生成識別子 (aws:PrincipalAccount または aws:SourceVpc など) を参照するグローバルコンテキストキーで使用することはできません。

  • 文字列条件演算子を使用する場合は、各ワイルドカード文字の前後に少なくとも 6 つの連続した文字を使用する必要があります。

  • リソースまたは条件要素で ARN を指定する場合、ARN のアカウント部分にはアカウント ID またはワイルドカード文字を含めることができますが、両方を含めることはできません。

デフォルトのエンドポイントポリシー

デフォルトのエンドポイントポリシーでは、エンドポイントへのフルアクセスが許可されています。

{ "Statement": [ { "Effect": "Allow", "Principal": "*", "Action": "*", "Resource": "*" } ] }

インターフェイスエンドポイントのポリシー

AWS のサービス のエンドポイントポリシーの例については、「AWS PrivateLink と統合する AWS のサービス」を参照してください。テーブルの最初の列には、AWS のサービス ごとの AWS PrivateLink ドキュメントへのリンクが含まれています AWS のサービス がエンドポイントポリシーをサポートしている場合、そのドキュメントにはエンドポイントポリシーの例が含まれています。

ゲートウェイエンドポイントのプリンシパル

ゲートウェイエンドポイントでは、Principal 要素を * に設定する必要があります。プリンシパルを指定するには、aws:PrincipalArn 条件キーを使用します。

"Condition": { "StringEquals": { "aws:PrincipalArn": "arn:aws:iam::123456789012:user/endpointuser" } }

次の形式でプリンシパルを指定すると、アカウントのすべてのユーザーとロールではなく、AWS アカウントのルートユーザー のみにアクセスが許可されます。

"AWS": "account_id"

ゲートウェイエンドポイントのエンドポイントポリシーの例については、次を参照してください。

VPC エンドポイントポリシーを更新する

次の手順を使用して、AWS のサービス のエンドポイントポリシーを更新します。エンドポイントポリシーを更新した後、変更が有効になるまでに数分かかる場合があります。

コンソールを使用してエンドポイントポリシーを変更するには
  1. Amazon VPC コンソール (https://console.aws.amazon.com/vpc/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[Endpoints] (エンドポイント) を選択します。

  3. VPC エンドポイントを選択します。

  4. [Actions] (アクション)、[Manage policy] (ポリシーを管理) の順に選択します。

  5. [Full Access] (フルアクセス) を選択してサービスへのフルアクセスを許可するか、[Custom] (カスタム) を選択してカスタムポリシーをアタッチします。

  6. [Save] を選択します。

コマンドラインを使用してエンドポイントポリシーを変更するには