AWS Well-Architected Framework
公開日: 2022 年 10 月 20 日 (改訂履歴)
AWS Well-Architected フレームワークは、AWS でシステムを構築する際に行う決定の長所と短所を理解するのに役立ちます。効率が良く、費用対効果が⾼く、安全で信頼のおけるクラウド対応システムを設計して運⽤するために、アーキテクチャに関するベストプラクティスをこのフレームワークに従って学ぶことができます。
はじめに
AWS Well-Architected フレームワークは、AWS でシステムを構築する際に行う決定の長所と短所を理解するのに役立ちます。このフレームワークを利用すると、安全で信頼性が高く、効率的で、費用対効果が高く、持続可能なワークロードを AWS クラウド で設計および運用するための、アーキテクチャに関するベストプラクティスを学ぶことができます。フレームワークにより、アーキテクチャをベストプラクティスに照らし合わせて一貫的に測定し、改善すべき点を特定する手段を提供します。アーキテクチャのレビュープロセスは、アーキテクチャに関する決定についての前向きな話し合いであって、監査過程ではありません。当社では、Well-Architected システムを持つことが、ビジネスで成功を収める可能性を大幅に向上させると考えています。
AWS ソリューションアーキテクトは、さまざまな業種やユースケースに対応したソリューションのアーキテクトとして長年の経験を持っています。これまで何千ものお客様の AWS でのアーキテクチャの設計とレビューをお手伝いしてきました。その経験に基づいて、クラウド対応システムを設計するための核となる戦略とベストプラクティスを確立しました。
AWS Well-Architected フレームワークは、特定のアーキテクチャがクラウドのベストプラクティスと整合しているかどうかを理解するための一連の基本的な質問を文書化したものです。このフレームワークは、現代のクラウドベースのシステムに期待する品質を評価するための一貫したアプローチと、その品質を達成するために必要な対応を提供します。AWS が進化し続け、お客様との共同作業からより多くを学び続ける中で、Well-Architected (よくできたアーキテクチャ) の定義に磨きをかけていきます。
このフレームワークは、最高技術責任者 (CTO)、設計者、デベロッパー、オペレーションチームメンバーなどの技術担当者を対象としています。本書では、クラウドワークロードを設計、運用する際に使用する AWS のベストプラクティスや戦略について説明し、さらなる実装の詳細やアーキテクチャパターンへのリンクも提供しています。詳細については、 AWS Well-Architected ホームページ へ
AWS では、ワークロードをレビューする無料サービスも提供しています。それらの AWS Well-Architected ツール
ベストプラクティスの適用を支援するために、 AWS Well-Architected ラボ