AWS Well-Architected フレームワーク - AWS Well-Architected フレームワーク

AWS Well-Architected フレームワーク

公開日: 2024 年 6 月 27 日 (ドキュメントの改訂)

AWS Well-Architected フレームワークは、AWS でシステムを構築する際に行う決定の長所と短所を理解するのに役立ちます。このフレームワークを使用することによって、信頼性が高く、安全で、効率的で、費用対効果が高く、持続可能なシステムを設計して運用するための、アーキテクチャに関するベストプラクティスを学ぶことができます。

序章

AWS Well-Architected フレームワークは、AWS でシステムを構築する際に行う決定の長所と短所を理解するのに役立ちます。このフレームワークを利用すると、安全で信頼性および有効性が高く、コスト効率に優れた持続可能なワークロードを AWS クラウドで設計し、運用するためのアーキテクチャに関するベストプラクティスを学ぶことができます。また、このフレームワークは、ベストプラクティスに照らしてアーキテクチャを評価し、改善すべき分野を特定する一貫した方法を提供します。アーキテクチャをレビューするプロセスは、アーキテクチャの決定に関する建設的な話し合いであり、監査メカニズムではありません。当社は、Well-Architected システムによってビジネスの成功の可能性が大いに高まると確信しています。

AWS ソリューションアーキテクトは、さまざまな業種やユースケースに対応するソリューションのアーキテクトとして長年の経験を持っています。これまで、何千ものお客様の AWS でのアーキテクチャの設計とレビューをお手伝いしてきました。その経験に基づいて、クラウド対応システムを設計するための核となる、戦略とベストプラクティスを確立しました。

AWS Well-Architected フレームワークは、特定のアーキテクチャがクラウドのベストプラクティスと整合しているかどうかを理解するための、一連の基本的な質問を文書化したものです。このフレームワークは、最新のクラウドベースのシステムに期待する品質を評価するための一貫したアプローチと、その品質を達成するために必要な修正を提供します。AWS が進化を続けるのにつれて、当社はお客様との共同作業から多くのことを学び、Well-Architected (よくできたアーキテクチャ) の定義に磨きをかけています。

このフレームワークは、最高技術責任者 (CTO)、設計者、開発者、オペレーションチームメンバーなどの技術担当者を対象としています。本ドキュメントは、クラウドワークロードを設計、運用する際に使用する AWS のベストプラクティスや戦略について説明し、さらなる実装の詳細やアーキテクチャパターンへのリンクも提供しています。詳細については、「AWS Well-Architected」を参照してください。

AWS では、ワークロードをレビューする無料サービスも提供しています。AWS Well-Architected Tool (AWS WA ツール) は、AWS Well-Architected フレームワークを使用してアーキテクチャをレビューおよび測定するための一貫したプロセスを提供する、クラウド上のサービスです。AWS WA ツールでは、より信頼性が高く、安全で、効率やコスト効果に優れたワークロード処理を実行するための推奨事項を提供します。

当社は、ベストプラクティスの適用をサポートするために、AWS Well-Architected ラボを作成しました。このラボでは、コードとドキュメントのリポジトリを使用して、ベストプラクティスの実装を実践的に体験できます。当社は、AWS Well-Architected パートナープログラムのメンバーである、厳選された AWS パートナーネットワーク (APN) パートナーと提携しています。これらの AWS パートナーは AWS に関する深い知識を有しており、ワークロードのレビューと改善をサポートします。