ボリュームストレージ容量のモニタリング
AWS Management Console、AWS CLI、NetApp ONTAP CLI では、ボリュームの使用可能なストレージとそのストレージ分布を表示できます。
ボリュームのストレージ容量をモニタリングするには (コンソール)
[Available Storage] (使用可能なストレージ) グラフには、ボリュームの空きストレージ容量が時系列で表示されます。[Storage distribution] (ストレージ分布) グラフには、ボリュームのストレージ容量が現在 4 つのカテゴリにどのように分布しているかが表示されます。
ユーザーデータ
スナップショットデータ
使用可能なボリューム容量
その他のデータ
https://console.aws.amazon.com/fsx/
で Amazon FSx コンソールを開きます。 左側のナビゲーション列で [Volumes] (ボリューム) を選択し、ストレージ容量情報を表示する ONTAP ボリュームを選択します。ボリュームの詳細ページが表示されます。
2 つ目のパネルで、[Monitoring] (モニタリング) タブを選択します。[Available storage] (使用可能なストレージ) と [Storage distribution] (ストレージ分布) のグラフが、他のいくつかのグラフとともに表示されます。
ボリュームのストレージ容量をモニタリングするには (ONTAP CLI)
volume show-space
ONTAP コマンドを使用して、ボリュームのストレージ容量がどのように消費されているかをモニタリングすることができます。詳細については、NetApp ONTAP ドキュメントセンターの「volume show-space
NetApp ONTAP CLI にアクセスするには、次のコマンドを実行して、Amazon FSx for NetApp ONTAP ファイルシステムの管理ポートで SSH セッションを確立します。
をファイルシステムの管理ポートの IP アドレスに置き換えます。management_endpoint_ip
[~]$
ssh fsxadmin@
management_endpoint_ip
詳細については、「ONTAP CLI を使用したファイルシステムの管理」を参照してください。
次のコマンドを実行し、ボリュームのストレージ容量使用量を表示します。
-
をボリュームが作成されている SVM の名前に置き換えます。svm_name
-
を、データ階層化ポリシーを設定するボリュームの名前に置き換えます。vol_name
::>
volume show-space -vserver
svm_name
-volumevol_name
コマンドが成功した場合は、以下のような出力が表示されます。
Vserver :
svm_name
Volume :vol_name
Feature Used Used% -------------------------------- ---------- ------ User Data 140KB 0% Filesystem Metadata 164.4MB 1% Inodes 10.28MB 0% Snapshot Reserve 563.2MB 5% Deduplication 12KB 0% Snapshot Spill 9.31GB 85% Performance Metadata 668KB 0% Total Used 10.03GB 91% Total Physical Used 10.03GB 91%このコマンドの出力には、このボリュームで異なるタイプのデータが占める物理領域の量が表示されます。また、各タイプのデータが消費する総ボリューム容量の割合も表示されます。この例では、
Snapshot Spill
およびSnapshot Reserve
がボリュームの容量の 合計 90% を消費します。-
Snapshot Reserve
は、スナップショットコピーの保存用に確保されているディスク容量を表示します。スナップショットコピーのストレージがリザーブスペースを超えると、ファイルシステムにオーバーフローし、この量が Snapshot Spill
の下に表示されます。
使用可能な領域を増やすには、次の手順に示すように、ボリュームのサイズを大きくするか、使用していないスナップショットを削除します。
FlexVol ボリュームタイプ (デフォルトの FSx for ONTAP のボリュームタイプ) の場合、ボリュームの自動サイズ調整を有効にすることもできます。自動サイズ調整を有効にすると、特定のしきい値に達した場合にボリュームサイズが自動的に増加します。自動スナップショットを無効化することもできます。これらの機能については、以降のセクションで説明します。