ジョブを別のキューに移動させる
ジョブを送信したキューでリソースが使用可能となるまで、ジョブは SUBMITTED
の状態のままで、処理待ちになります。待ち時間が長くならないよう、設定した時間になるとジョブが自動的に別のキューに移動するよう設定できます。これは、「キューホッピング」と呼ばれます。
キューホッピングについては、以下の定義を覚えておきましょう。
- 送信キュー
-
最初にジョブを送信したキューは、その「送信」キューです。
- 送信先キュー
-
キューをホップしたジョブが移動するキューはその「送信先キュー」です。
- 待機時間
-
送信先キューにホップするまでジョブが送信キューで待機している時間。
- ホップ
-
ジョブの待機時間が経過した後にその送信キューから送信先キューに移動するとき、ジョブは「ホップ」します。キューを移動するジョブは「ホップしたジョブ」とも呼ばれます。
キューホッピングの一般的なユースケースとして、使用量の急増時にリザーブドキューからオンデマンドキューにジョブを移動することが挙げられます。例えば、 10分以上 SUBMITTED
の状態のままのジョブを自動的に移動することが考えられます。
注記
リザーブドキューからオンデマンドキューへのキューホッピングを設定すると、MediaConver はジョブが最終的に実行されるキューの種類に応じてお客様に課金します。ジョブがリザーブドキューから実行された場合、ジョブのコストはリザーブドキューの支払い金額に既に含まれているため、MediaConvert はジョブの料金をお客様に別途請求することはありません。ジョブがオンデマンドキューで実行された場合、MediaConvert はオンデマンド料金としてジョブの料金をお客様に請求します。