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Amazon Managed Service for Prometheus のサービスクォータ

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Amazon Managed Service for Prometheus のサービスクォータ - Amazon Managed Service for Prometheus

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以下の 2 つのセクションでは、Amazon Managed Service for Prometheus に関連付けられているクォータと制限について説明します。

Service Quotas

Amazon Managed Service for Prometheus には、以下に示すクォータがあります。Amazon Managed Service for Prometheus は、Prometheus のリソース使用状況をモニタリングするための CloudWatch 使用状況メトリクスを提供しています。CloudWatch 使用状況メトリクスのアラーム機能を使用すると、Prometheus のリソースと使用状況をモニタリングして制限エラーを回避できます。

プロジェクトやワークスペースの拡大に伴い、モニタリングや引き上げリクエストが必要になる最も一般的なクォータは、ワークスペースごとのアクティブなシリーズ数ワークスペースごとの取り込みレートワークスペースごとの取り込みバーストサイズです。

すべての調整可能なクォータでは、[調整可能] 列のリンクを選択するか、クォータの引き上げをリクエストすることで、クォータの引き上げをリクエストできます。

ワークスペースごとのアクティブシリーズ数の制限は動的に適用されます。詳細については、「アクティブなシリーズ数のデフォルト」を参照してください。ワークスペースごとの取り込みレートワークスペースごとの取り込みバーストサイズの両方は、どれだけ速くワークスペースにデータを取り込めるかを制御します。詳細については、「取り込みスロットリング」を参照してください。

注記

特に明記されていない限り、これらのクォータはワークスペースごとに設定されます。

名前 デフォルト 引き上げ可能 説明
ワークスペースごとのメタデータを持つアクティブなメトリクス数 サポートされている各リージョン: 20,000 いいえ ワークスペースごとの、メタデータを持つ一意のアクティブなメトリクスの数。注: 制限に達すると、メトリクスサンプルは記録されますが、制限を超えたメタデータは削除されます。
ワークスペースごとのアクティブなシリーズ数 サポートされている各リージョン: 10,000,000/2 時間 可能 ワークスペースごとの一意のアクティブなシリーズの数。過去 2 時間以内にサンプルが報告された場合、そのシリーズはアクティブです。2 M から 10 M までのキャパシティは、過去 30 分間の使用状況に基づいて自動的に調整されます。
アラートマネージャー定義ファイル内のアラート集約グループのサイズ サポートされている各リージョン: 1,000 可能 アラートマネージャー定義ファイル内のアラート集約グループの最大サイズ。group_by のラベル値の組み合わせごとに集約グループが作成されます。
アラートマネージャー定義ファイルのサイズ サポートされている各リージョン: 1 メガバイト いいえ アラートマネージャー定義ファイルの最大サイズ。
アラートマネージャーのアラートペイロードサイズ サポートされている各リージョン: 20 メガバイト いいえ ワークスペースごとのすべてのアラートマネージャーアラートの最大アラートペイロードサイズ。アラートのサイズは、ラベルと注釈に依存します。
アラートマネージャーのアラート数 サポートされている各リージョン: 1,000 可能 ワースペースごとの同時アラートマネージャーアラートの最大数。
HA トラッカーのクラスター数 サポートされている各リージョン: 500 いいえ ワークスペースごとの、取り込まれたサンプルについて HA トラッカーが追跡するクラスターの最大数。
ワークスペースごとの取り込みバーストサイズ サポートされている各リージョン: 1,000,000 可能 ワークスペースごとに 1 回のバーストで 1 秒あたりに取り込むことができるサンプルの最大数。
ワークスペースごとの取り込みレート サポートされている各リージョン: 170,000 可能 ワークスペースごとの、1 秒あたりのメトリクスサンプルの取り込みレート。
アラートマネージャー定義ファイル内の禁止ルール数 サポートされている各リージョン: 100 可能 アラートマネージャー定義ファイル内の禁止ルールの最大数。
ラベルサイズ サポートされている各リージョン: 7 キロバイト いいえ 1 つのシリーズで許容される、すべてのラベルとラベル値を合わせた最大サイズ。
メトリクスシリーズごとのラベル数 サポートされている各リージョン: 70 可能 メトリクスシリーズごとのラベルの数。
メタデータの長さ サポートされている各リージョン: 1 キロバイト いいえ メトリクスのメタデータに許容される最大長。メタデータとは、メトリクス名、タイプ、単位、ヘルプテキストを指します。
メトリクスごとのメタデータ数 サポートされている各リージョン: 10 いいえ メトリクスごとのメタデータの数。
アラートマネージャーのルーティングツリー内のノード数 サポートされている各リージョン: 100 可能 アラートマネージャーのルーティングツリー内の最大ノード数。
リージョンごとの API オペレーション数 (トランザクション数/秒) サポートされている各リージョン: 10 可能 リージョンごとの 1 秒あたりの API オペレーションの最大数。これには、ワークスペースの CRUD API、タグ付け API、名前空間 CRUD API ルールグループ、アラートマネージャ定義 CRUD API が含まれます。
ワークスペースごとの GetSeries 、GetLabels、GetMetricMetadata API オペレーション数 (トランザクション数/秒) サポートされている各リージョン: 10 いいえ ワークスペースごとの 1 秒あたりにおける GetSeries、GetLabels、GetMetricMetadata Prometheus 互換 API オペレーションの最大数。
ワークスペースごとの QueryMetrics API オペレーション数 (トランザクション数/秒) サポートされている各リージョン: 300 いいえ ワークスペースごとの 1 秒あたりにおける QueryMetrics Prometheus 互換 API オペレーションの最大数。
ワークスペースごとの RemoteWrite API オペレーション数 (トランザクション数/秒) サポートされている各リージョン: 3,000 いいえ ワークスペースごとの 1 秒あたりにおける RemoteWrite Prometheus 互換 API オペレーションの最大数。
ワークスペースごとの他の Prometheus 互換 API オペレーション数 (トランザクション数/秒) サポートされている各リージョン: 100 いいえ 他のすべての Prometheus 互換 API (ListAlerts、ListRules など) におけるワークスペースごとの 1 秒あたりの API オペレーションの最大数。
インスタントクエリのクエリバイト数 サポートされている各リージョン: 5 ギガバイト いいえ 1 回のインスタントクエリで 750 MB をスキャンできます。
範囲クエリのクエリバイト数 サポートされている各リージョン: 5 ギガバイト いいえ 1 つの範囲クエリで 24 時間ごとにスキャンできる最大バイト数。
フェッチされるクエリチャンク数 サポートされている各リージョン: 20,000,000 いいえ 1 つのクエリでスキャンできるチャンクの最大数。
クエリサンプル数 サポートされている各リージョン: 50,000,000 いいえ 1 つのクエリでスキャンできるサンプルの最大数。
フェッチされるクエリシリーズ数 サポートされている各リージョン: 12,000,000 いいえ 1 つのクエリでスキャンできるシリーズの最大数。
クエリ時間範囲の日数 サポートされている各リージョン: 32 いいえ QueryMetrics、GetSeries、GetLabels API の最大時間範囲。
リクエストサイズ サポートされている各リージョン: 1 メガバイト いいえ 取り込みまたはクエリの最大リクエストサイズ。
取り込んだデータの保持期間の日数 サポートされている各リージョン: 150 可能 ワークスペースのデータが保持される日数。これより古いデータは削除されます。クォータの変更をリクエストして、この値を増減できます。
ルール評価間隔 サポートされている各リージョン: 30 秒 可能 ルール評価の最小間隔。
ルールグループ名前空間定義ファイルのサイズ サポートされている各リージョン: 1 メガバイト いいえ ルールグループ名前空間定義ファイルの最大サイズ。
ワークスペースごとのルール数 サポートされている各リージョン: 2,000 可能 ワークスペースごとのルールの最大数。
アラートマネージャー定義ファイル内のテンプレート数 サポートされている各リージョン: 100 可能 アラートマネージャー定義ファイル内のテンプレートの最大数。
アカウントごとのリージョンあたりのワークスペース数 サポートされている各リージョン: 25 可能 リージョンあたりのワークスペースの最大数。

アクティブなシリーズ数のデフォルト

Amazon Managed Service for Prometheus では、デフォルトでアクティブな時系列数のクォータまで使用することが許容されます。

Amazon Managed Service for Prometheus のワークスペースは、取り込み量に自動的に適応します。使用量の増加に応じて、Amazon Managed Service for Prometheus は時系列のキャパシティを自動的に増やし、デフォルトのクォータを上限としてベースラインの使用量を 2 倍にします。例えば、過去 30 分間のアクティブな時系列数の平均が 350 万の場合、最大 700 万の時系列がスロットリングなしで使用可能になります。

前のベースラインの 2 倍以上が必要な場合、Amazon Managed Service for Prometheus は取り込み量の増加に合わせてクォータまで自動的にキャパシティの割り当てを増やし、ワークロードでスロットリングが発生し続けないようにします。ただし、過去 30 分間に計算された前のベースラインの 2 倍を超えると、スロットリングが発生する可能性があります。スロットリングを避けるため、Amazon Managed Service for Prometheus では、以前のアクティブな時系列数の 2 倍以上に増加する場合は、取り込み量を徐々に増やすことを推奨しています。

注記

アクティブな時系列の最小キャパシティは 200 万です。時系列が 200 万未満の場合、スロットリングは発生しません。

デフォルトのクォータを超えるには、クォータの引き上げをリクエストできます。

取り込みスロットリング

Amazon Managed Service for Prometheus は、現在の制限に基づいて、各ワークスペースの取り込みをスロットリングします。これは、ワークスペースのパフォーマンスを維持するのに役立ちます。制限を超えると、CloudWatch メトリクスに DiscardedSamples が (rate_limited の理由と共に) 表示されます。Amazon CloudWatch を使用して取り込みをモニタリングし、スロットリング制限に近づいたときに警告するアラームを作成できます。詳細については、「CloudWatch メトリクスを使用して Amazon Managed Service for Prometheus のリソースモニタリングする」を参照してください。

Amazon Managed Service for Prometheus は、トークンバケットアルゴリズムを使用して取り込みのスロットリングを実装します。このアルゴリズムでは、アカウントには、特定の数のトークンを保持するバケットがあります。バケット内のトークンの数は、特定の秒における取り込み制限を表します。

取り込まれたデータサンプルごとに、バケットから 1 つのトークンが削除されます。バケットサイズ (ワークスペースごとの取り込みバーストサイズ)1,000,000 の場合、ワークスペースは 1 秒あたり 100 万個のデータサンプルを取り込むことができます。取り込むサンプルが 100 万個を超えると、スロットリングされ、それ以上のレコードは取り込まれません。余分なデータサンプルは破棄されます。

バケットは、設定したレートで自動的に補充されます。バケットが最大容量に達していない場合、最大容量に達するまで、設定した数のトークンが毎秒追加されます。補充トークンが到着したときにバケットが満杯である場合、補充トークンは破棄されます。バケットは最大数を超えてトークンを保持することはできません。サンプル取り込みの補充レートは、ワークスペースごとの取り込みレートの制限に従って設定します。ワークスペースごとの取り込みレートを 170,000 に設定すると、バケットの補充レートは 1 秒あたり 17 万トークンになります。

ワークスペースが 1 秒間に 100 万個のデータサンプルを取り込むと、バケット内のトークン数はすぐにゼロまで減ります。その後、バケットは最大容量の 100 万トークンに達するまで、毎秒 17 万トークンずつ補充されます。最大数を超えない限り、ゼロになったバケットは 6 秒で最大容量に戻ります。

注記

取り込みはバッチリクエストで行われます。使用可能なトークンが 100 個あり、101 個のサンプルのリクエストを送信すると、リクエスト全体が拒否されます。Amazon Managed Service for Prometheus はリクエストを部分的に受け入れることはしません。コレクターを作成すると、再試行を管理できます (バッチを小さくするか、しばらく経ってから再試行します)。

バケットが満杯になるまで待たなくても、ワークスペースは追加のデータサンプルを取り込むことができます。トークンはバケットに追加されるとすぐに使用できます。補充トークンをすぐに使用すると、バケットが最大容量に達することはありません。例えば、バケットを使い果たしても、1 秒あたり 17 万個のデータサンプルを引き続き取り込むことができます。1 秒あたり 17 万未満のデータサンプルを取り込む場合のみ、バケットを最大容量まで補充できます。

取り込まれるデータに関する追加の制限

Amazon Managed Service for Prometheus には、ワークスペースに取り込まれるデータに関して次の要件があります。これらは調整できません。

  • 1 時間以上経過したメトリクスサンプルは取り込まれません。

  • すべてのサンプルとメタデータにメトリクス名が必要です。

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