ピボットテーブルの使用 - Amazon QuickSight

ピボットテーブルの使用

ピボットテーブルを使用して、2 つのディメンションの交点の測定値を示します。

ヒートマップとピボットテーブルでは、同様な表形式データが表示されます。傾向と異常値を識別する場合はヒートマップを使用します。色を使用することでこれらの特定が容易になるためです。ビジュアル上でデータを分析するには、ピボットテーブルを使用します。

ピボットテーブルを作成するには、任意のデータ型のフィールドを 1 つ以上選択し、ピボットテーブルのアイコンを選択します。Amazon QuickSight によりテーブルが作成され、交差する行値に対する列値の数だけセル値が表示されます。通常、1 つの測定と、その測定で測定可能な 2 つのディメンションを選択します。

ピボットテーブルでは下と右へのスクロールがサポートされています。行に最大 20 のフィールド、列に最大 20 のフィールドを追加できます。最大 500,000 レコードがサポートされます。

ピボットテーブルを使用して、次の操作を実行できます。

  • 多様なデータを確認できるように、複数の測定を指定してテーブルのセル値を表示する

  • ピボットテーブルの列と行をクラスター化して、関連ディメンションでグループ化されたサブカテゴリーの値を表示する

  • ピボットテーブルの行または列の値を並べ替える

  • 統計関数を適用する

  • 行と列に合計と小計を追加する

  • スクロールを無限に使用する

  • 行と列で使用するフィールドを入れ替える

  • カスタム合計集計の作成

ピボットテーブルの行と列で使用するフィールドを入れ替えるには、ビジュアルの右上付近にある方向のアイコン ( Magnifying glass icon with a plus sign, indicating a zoom or search function. ) を選択します。合計と小計の表示と非表示、ビジュアルの書式設定、CSV ファイルへのデータのエクスポートのオプションを表示するには、右上にあるメニューアイテムのアイコンを選択します。

すべてのビジュアルタイプと同様に、フィールドを追加および削除することができます。ビジュアル要素に関連付けられたフィールドの変更、フィールド集約の変更、日付フィールドの単位の変更を行うこともできます。さらに、行または列の注目や除外を行うことができます。ピボットテーブルにこれらの変更を行う方法の詳細については、「Amazon QuickSight のビジュアルで使用されるフィールドの変更」を参照してください。

ピボットテーブルのフォーマットの詳細については、「Amazon QuickSight でのフォーマット」を参照してください。

ピボットテーブルのカスタム合計集計については、「カスタム合計値」を参照してください。

ピボットテーブルのアイコンは、次のように表示されます。

Icon representing a pivot table with a grid and arrow symbol.

ピボットテーブルの機能

ピボットテーブルでは凡例は表示されません。

以下の表を使用して、ピボットテーブルでサポートされている機能を確認してください。

機能 サポート対象? コメント 詳細情報
凡例表示の変更 No QuickSight のビジュアルタイプの凡例
タイトル表示の変更 Yes QuickSight のビジュアルタイプに関するタイトルとサブタイトル
軸範囲の変更 該当しません QuickSight のビジュアルタイプの範囲とスケール
ビジュアル色の変更 No QuickSight のビジュアルタイプの色
要素への注目または要素の除外 Yes (例外あり) 任意の列または行に注目したりこれらを除外したりできます。ただし、いずれかのディメンションとして日付フィールドを使用している場合を除きます。この場合、日付フィールドを使用している列または行に注目できますが、これらを除外することはできません。

ビジュアル要素へのフォーカス

ビジュアル要素の除外

ソート Yes [Rows (行)] または [Columns (列)] のフィールドウェルのフィールドは、アルファベット順で、または昇順もしくは降順のメトリクスにより、並べ替えることができます。

Amazon QuickSight でのビジュアルデータのソート

Amazon QuickSight でのピボットテーブルのソート

フィールド集計の実行 Yes

値に対して選択したフィールドに集約を適用する必要があります。行または列に選択したフィールドに集約を適用することはできません。

複数測定のピボットテーブルを作成するように選択した場合、異なる測定に対して異なるタイプの集約を適用できます。例えば、売上の合計と最大割引額を表示できます。

フィールド集計の変更
ドリルダウンの追加 No Amazon QuickSight のビジュアルデータへのドリルダウンの追加
合計と小計の表示と非表示 Yes

行と列の合計と小計の表示または非表示ことができます。

行または列を折りたたむと、メトリクスは自動的にロールアップされて小計が表示されます。テーブル計算を使用する場合は、集約を使用してロールアップを表示します。

データのエクスポートまたはコピー Yes

すべてのデータを CSV ファイルにエクスポートできます。

セルの内容を選択してコピーできます。

ビジュアルからのデータのエクスポート
条件付き書式 Yes 値、小計、合計に条件付き書式を追加できます。 QuickSight のビジュアルタイプの条件付きフォーマット
トピック