Audit Manager を使用して、AWS CloudTrail 管理イベントとグローバルサービスイベントを監査の証拠としてキャプチャできます。カスタムコントロールを作成または編集する際、証拠収集のデータソースマッピングとして 1 つまたは複数の CloudTrail イベント名を指定できます。その後、Audit Manager は、選択したキーワードに基づいて CloudTrail ログをフィルタリングし、結果をユーザーアクティビティの証拠としてインポートします。
注記
Audit Manager は、管理イベントとグローバルサービスイベントのみをキャプチャします。データイベントやインサイトイベントは証拠として利用できません。さまざまな種類の CloudTrail イベントの詳細については、「AWS CloudTrail ユーザーガイド」の「CloudTrail のコンセプト」を参照してください。
上記の例外として、次の CloudTrail イベントはAudit Manager ではサポートされていません。
-
kms_GenerateDataKey
-
kms_Decrypt
-
sts_AssumeRole
-
kinesisvideo_GetDataEndpoint
-
kinesisvideo_GetSignalingChannelEndpoint
-
kinesisvideo_DescribeSignalingChannel
-
kinesisvideo_DescribeStream
2023 年 5 月 11 日以降、Audit Manager は証拠収集のキーワードとして読み取り専用の CloudTrail イベントをサポートしなくなりました。合計3,135の読み取り専用キーワードを削除しました。顧客もAWS のサービスも API への読み取り呼び出しを行うため、読み取り専用イベントにはノイズが多くなります。その結果、読み取り専用キーワードによって、信頼性が低く、監査に適さない証拠が大量に収集されます。読み取り専用キーワードにはList
、Describe
、および Get
API コール (Amazon S3 の GetObject や ListBuckets など) が含まれます。これらのキーワードのいずれかを証拠収集に使用していた場合、何もする必要はありません。これらのキーワードは Audit Manager コンソールと評価から自動的に削除されるため、これらのキーワードでは証拠は収集されなくなりました。
追加リソース
-
このデータソースタイプの証拠収集の問題に関するヘルプについては、「私の評価では、AWS CloudTrail からユーザーアクティビティの証拠が収集されていません」を参照してください。
-
このデータソースタイプを使用してカスタムコントロールを作成するには、「AWS Audit Manager でのカスタムコントロールの作成」を参照してください。
-
カスタムコントロールを使用するカスタムフレームワークを作成するには、「AWS Audit Manager でのカスタムフレームワークの作成」を参照してください。
-
カスタムコントロールを既存のカスタムフレームワークに追加するには、「AWS Audit Manager でのカスタムフレームワークの編集」を参照してください。