IP アドレスのプロビジョニング計画 - Amazon Virtual Private Cloud

IP アドレスのプロビジョニング計画

IPAM プールを使用して IP アドレスのプロビジョニングを計画するには、このセクションのステップに従います。IPAM アカウントを設定した場合は、そのアカウントでこれらの手順を完了する必要があります。プールの作成プロセスは、パブリックスコープとプライベートスコープで異なります。このセクションでは、プライベートスコープにリージョンプールを作成する手順について説明します。BYOIP および BYOASN のチュートリアルについては、「チュートリアル」を参照してください。

重要

AWS アカウント間で IPAM プールを使用するには、IPAM と AWS Organizations を統合する必要があります。統合しないと一部の機能が正常に動作しない場合があります。(詳しくは、「IPAM を AWS Organizations 内のアカウントと統合する」を参照してください。)

IPAM では、プールは連続した IP アドレス範囲 (CIDR) の集合です。プールを使用すると、ルーティングとセキュリティのニーズに応じて IP アドレスを整理できます。IPAM リージョン外の AWS リージョンにもプールを作成することができます。例えば、開発アプリケーションと本番アプリケーションで別々のルーティングとセキュリティのニーズがある場合は、それぞれにプールを作成できます。

このセクションの最初のステップでは、最上位プールを作成します。次に、最上位プール内にリージョンプールを作成します。リージョンプール内では、本番環境や開発環境プールなど、必要に応じて追加のプールを作成できます。デフォルトでは、深さ 10 までプールを作成できます。IPAM クォータに関する詳細については、IPAM のクォータを参照してください。

注記

プロビジョンおよび割り当てという用語は、このユーザーガイドと IPAM コンソール全体で使用されています。プロビジョンは、CIDR を IPAM プールに追加するときに使用されます。割り当ては、IPAM プールの CIDR をリソースに関連付けるときに使用されます。

次に、このセクションのステップによって作成するプール構造の階層の例を示します。

  • AWS リージョン 1 と AWS リージョン 2 で運用されている IPAM

    • プライベートスコープ

      • 最上位プール

        • AWS リージョン 1 のリージョンプール

          • 開発プール

            • VPC の割り当て

この構造は、IPAM の使用方法の例として役立ちますが、組織のニーズに合わせて IPAM を使用できます。ベストプラクティスについては、「Amazon VPC IP Address Manager Best Practices」(Amazon VPC IP Address Manager のベストプラクティス) を参照してください。

1 つの IPAM プールを作成する場合は、トップレベル IPv4 プールを作成する のステップを完了してから IPAM プールから CIDR を割り当てる に進みます。