EventBridge には CloudFormation および Git 同期イベントの事前定義されたパターンがいくつかあります。これは、イベントパターンが作成される方法を簡素化します。独自のイベントパターンを記述する代わりに、フォーム上でフィールド値を選択すると、EventBridge がパターンを生成します。これらの事前定義されたイベントパターンのいずれかを使用して新しいルールを作成するか、独自のカスタムイベントパターンを作成することができます。
CloudFormation のようなサービスがイベントをデフォルトのイベントバスに配信するとき、EventBridge は、ルールで定義されたイベントパターンを使用して、そのイベントをルールの各ターゲットに配信すべきかどうかを判断します。イベントパターンは、目的の CloudFormation イベントのデータに一致します。
各イベントパターンは JSON 形式のオブジェクトで、以下が含まれています。
-
イベントを送信されるサービスを識別する
source
属性。例えば、aws.cloudformation
、aws.codeconnections
などです。 -
(オプション): 照合するイベントタイプの配列を含む
detail-type
属性。 -
(オプション): 照合対象となるその他のイベントデータを含む
detail
属性。例えば、スタック ID、関連するリソース、さまざまなリソースのステータス、特定の種類のイベントに関連するその他のデータなどです。
例えば、以下のイベントパターンはすべてのリソースステータスの変更イベントと一致します。
{
"source": ["aws.cloudformation"],
"detail-type": ["CloudFormation Resource Status Change"]
}
次のイベントパターンでは、イベント詳細データを使用して、CloudFormation が新しい AWS::S3::Bucket
または AWS::SNS::Topic
リソースを作成するリソースステータスの変更イベントのみを照合します。
{
"source": ["aws.cloudformation"],
"detail-type": ["CloudFormation Resource Status Change"],
"detail": {
"status-details": {
"status": ["CREATE_COMPLETE"]
},
"resource-type": ["AWS::S3::Bucket", "AWS::SNS::Topic"]
}
}
イベントパターンの記述の詳細については、「Amazon EventBridge ユーザーガイド」の「イベントパターン」を参照してください。