クライアントデバイスと AWS IoT Core の間の MQTT メッセージのリレー

クライアントデバイスと AWS IoT Core の間で MQTT メッセージや他のデータをリレーできます。クライアントデバイスは、コアデバイスに実行する MQTT ブローカーコンポーネントに接続します。デフォルトでは、コアデバイスはクライアントデバイスと AWS IoT Core の間で MQTT メッセージまたはデータをリレーしません。クライアントデバイスは、デフォルトで MQTT を介して相互にのみ通信できます。

クライアントデバイスと AWS IoT Core の間で MQTT メッセージをリレーするには、MQTT ブリッジコンポーネントが次の手順を実行するように設定します。

MQTT ブリッジコンポーネントの設定とデプロイ

MQTT ブリッジコンポーネントは、それぞれメッセージソースとメッセージの送信先を指定するトピックマッピングのリストを使用します。クライアントデバイスと AWS IoT Core の間でメッセージをリレーするには、MQTT ブリッジコンポーネントをデプロイして、コンポーネント設定で各ソースと宛先トピックを指定します。

MQTT ブリッジコンポーネントをコアデバイスまたはコアデバイスのグループにデプロイするには、aws.greengrass.clientdevices.mqtt.Bridge コンポーネントを含むデプロイを作成します。デプロイの MQTT ブリッジコンポーネント設定で、トピックマッピング mqttTopicMapping を指定します。

次の例では、クライアントデバイスから AWS IoT Core への clients/+/hello/world トピックフィルターに一致するトピックに関するメッセージをリレーするように、MQTT ブリッジコンポーネントを設定するデプロイを定義します。merge 設定の更新には、シリアル化された JSON オブジェクトが必要です。詳細については、「コンポーネント設定の更新」を参照してください。

MQTT メッセージのリレー

クライアントデバイスと AWS IoT Core の間で MQTT メッセージをリレーするには、MQTT ブリッジコンポーネントを設定とデプロイして、リレーするトピックを指定します。

{
  "mqttTopicMapping": {
    "HelloWorldEvent": {
      "topic": "clients/+/hello/world/event",
      "source": "LocalMqtt",
      "target": "IotCore"
    }
  }
}

{
  "mqttTopicMapping": {
    "HelloWorldEventConfirmation": {
      "topic": "clients/+/hello/world/event/response",
      "source": "IotCore",
      "target": "LocalMqtt"
    }
  }
}