IP アドレスを使用してマウントする
Amazon EFS ファイルシステムを DNS 名でマウントする代わりに、Amazon EC2 インスタンスはマウントターゲットの IP アドレスを使ってファイルシステムをマウントすることができます。IP アドレスによるマウントは、DNS ホスト名が無効化されている VPC などの、DNS が無効な環境で機能します。
デフォルトで DNS 名を使用してファイルシステムをマウントするように設定されたアプリケーションのフォールバックオプションとして、マウントターゲット IP アドレスを使用してファイルシステムのマウントを設定することもできます。マウントターゲット IP アドレスに接続する場合、EC2 インスタンスは接続先インスタンスと同じアベイラビリティーゾーンのマウントターゲット IP アドレスを使用してマウントする必要があります。
ファイルシステムをマウントするための正確なコマンドを「Attach(添付)」ダイアログボックスで表示し、コピーすることができます。
注記
ファイルシステムをマウントする前に、EC2 セキュリティグループからのインバウンドの NFS アクセスを許可するルールをマウントターゲットのセキュリティグループに追加する必要があります。詳細については、「Amazon EC2インスタンスとマウントターゲットにVPCセキュリティグループを使用する」を参照してください。
マウントターゲット IP アドレスを使用して EFS ファイルシステムをマウントするための正確なコマンドを表示およびコピーするには
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Amazon Elastic File System コンソール (https://console.aws.amazon.com/efs/
) を開きます。 Amazon EFS コンソールで、マウントするファイルシステムを選択して詳細ページを表示します。
このファイルシステムで使用するマウントコマンドを表示するには、右上の [アタッチ] を選択します。
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「Attach(添付)」画面には、ファイルシステムのマウントに使用する正確なコマンドが表示されます。
[Mount via IP(IP経由でマウント)]を選択して、NFSクライアントで選択したアベイラビリティーゾーンのマウントターゲットIPアドレスを使用してファイルシステムをマウントするコマンドを表示します。
mount
コマンドでマウントターゲットの IP アドレスを使用して、次のコマンドで Amazon EC2 Linux インスタンスにファイルシステムをマウントすることができます。sudo mount -t nfs -o nfsvers=4.1,rsize=1048576,wsize=1048576,hard,timeo=600,retrans=2,noresvport
mount-target-IP
:/ /efsmount
コマンドでマウントターゲットの IP アドレスを使用して、次のコマンドで macOS Big Sur を実行している Amazon EC2 Mac インスタンスにファイルシステムをマウントすることができます。sudo mount -t nfs -o nfsvers=4.0,rsize=65536,wsize=65536,hard,timeo=600,retrans=2,noresvport,mountport=2049
mount-target-IP
:/ /efs重要
macOS Big Sur を実行している EC2 Mac インスタンスにマウントするときに EFS ファイルシステムに正常に接続するには、
mountport=2049
を使用する必要があります。
AWS CloudFormation で IP アドレスを使用してマウントする
AWS CloudFormation テンプレートで IP アドレスを使用してファイルシステムをマウントすることもできます。詳細については、GitHub のコミュニティが提供している設定ファイルのawsdocs/elastic-beanstalk-samples リポジトリの storage-efs-mountfilesystem-ip-addr.config