IPv4 と IPv6 を比較する
次の表は、Amazon EC2 と Amazon VPC における IPv4 と IPv6 の違いをまとめたものです。デュアルスタック設定 (IPv4 と IPv6) および IPv6 専用設定をサポートしている AWS サービスの一覧は、「IPv6 をサポートするサービス」を参照してください。
特徴 | IPv4 | IPv6 |
---|---|---|
VPC のサイズ | /16 から /28 までの最大 5 個の CIDR。このクォータは調整可能です。 | /44 から /60 の、/4 刻みで最大 5 個の CIDR。このクォータは調整可能です。 |
サブネットのサイズ | /16 から /28。 | /44 から /64 の、/4 刻み。 |
アドレスの選択 | VPC の IPv4 CIDR ブロックを選択するか、Amazon VPC IP Address Manager (IPAM) から CIDR ブロックを割り当てることができます。詳細については、「Amazon VPC IPAM ユーザーガイド」の「IPAM とは」を参照してください。 | AWS で独自の IPv6 CIDR ブロックを VPC に使用するか、Amazon が提供する IPv6 CIDR ブロックを選択するか、Amazon VPC IP Address Manager (IPAM) から CIDR ブロックを割り当てることができます。詳細については、「Amazon VPC IPAM ユーザーガイド」の「IPAM とは」を参照してください。 |
インターネットアクセス | インターネットゲートウェイが必要です。 | インターネットゲートウェイが必要です。エグレス専用のインターネットゲートウェイを使用する送信専用の通信をサポートします。 |
Elastic IP アドレス | サポート対象。EC2 インスタンスに、永続的な静的パブリック IPv4 アドレスを付与します。 | サポート外。EIP は、インスタンスの再起動時に、インスタンスのパブリック IPv4 アドレスを維持します。IPv6 アドレスはデフォルトでは静的です。 |
NAT ゲートウェイ |
サポート対象。プライベートサブネットのインスタンスは、パブリック NAT ゲートウェイを使用してインターネットに接続するか、プライベート NAT ゲートウェイを使用して他の VPC のリソースに接続することができます。 |
サポート対象。NAT64 の NAT ゲートウェイを使用すると、IPv6 専用サブネットのインスタンスは、VPC 内、VPC 間、オンプレミスネットワーク内で、または、インターネット経由で、IPv4 専用リソースと通信することが可能になります。 |
DNS 名 | インスタンスは、Amazon が提供する IPBN または RBN ベースの DNS 名を受け取ります。DNS 名は、インスタンスに対して選択された DNS レコードに解決されます。 | インスタンスは、Amazon が提供する IPBN または RBN ベースの DNS 名を受け取ります。DNS 名は、インスタンスに対して選択された DNS レコードに解決されます。 |