POWER 関数
POWER 関数は指数関数であり、最初の数値式がべき乗の底、2 番目の数値式がべき乗の指数です。例えば、2 の 3 乗は POWER(2,3)
と表され、結果は 8
になります。
構文
{POW | POWER}(expression1, expression2)
引数
- expression1
-
べき乗の底とする数値式。
INTEGER
、DECIMAL
、またはFLOAT
データ型である必要があります。 - expression2
-
expression1 を底とするべき乗の指数。
INTEGER
、DECIMAL
、またはFLOAT
データ型である必要があります。
戻り型
DOUBLE PRECISION
例
次の例では、TICKIT サンプルデータを使用します。詳細については、「サンプルデータベース」を参照してください。
次の例では、2008 年に販売されたチケット数 (サブクエリの結果) に基づいて今後 10 年間のチケット販売の状況を予測するために、POWER 関数が使用されています。この例の成長率は、1 年当たり 7% に設定されています。
SELECT (SELECT SUM(qtysold) FROM sales, date
WHERE sales.dateid=date.dateid
AND year=2008) * POW((1+7::FLOAT/100),10) qty2010;
+-------------------+
| qty2010 |
+-------------------+
| 679353.7540885945 |
+-------------------+
次の例は、成長率が 1 年あたり 7% である前の例を基に、間隔を月単位で (120 か月間、つまり 10 年間に) 設定したものです。
SELECT (SELECT SUM(qtysold) FROM sales, date
WHERE sales.dateid=date.dateid
AND year=2008) * POW((1+7::FLOAT/100/12),120) qty2010;
+-----------------+
| qty2010 |
+-----------------+
| 694034.54678046 |
+-----------------+