STL_ERROR
Amazon Redshift データベースエンジンによって生成される内部処理エラーを記録します。STL_ERROR では SQL エラーやメッセージは記録されません。STL_ERROR の情報は、特定のエラーのトラブルシューティングに役立ちます。AWS サポートエンジニアが、トラブルシューティングプロセスを進める上で、この情報の提供を要求する場合があります。
STL_ERROR はすべてのユーザーに表示されます。スーパーユーザーはすべての行を表示できますが、通常のユーザーは自分のデータのみを表示できます。詳細については、「システムテーブルとビューのデータの可視性」を参照してください。
このテーブルの一部またはすべてのデータは、SYS モニタリングビュー SYS_QUERY_HISTORY でも確認できます。SYS モニタリングビューのデータは、使いやすく理解しやすいようにフォーマットされます。クエリには、SYS モニタリングビューを使用することをお勧めします。
Copy コマンドを使用したデータのロード中に生成できるエラーコードのリストについては、「ロードエラー参照」を参照してください。
テーブルの列
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
userid | integer | エントリを生成したユーザーの ID。 |
process | character(12) | 例外をスローしたプロセス。 |
recordtime | timestamp | エラーが発生した時刻。 |
pid | integer | プロセス ID。STL_QUERY テーブルには、完了したクエリのプロセス ID と、一意のクエリ ID が含まれています。 |
errcode | integer | エラーカテゴリに対応するエラーコード。 |
file | character(90) | エラーが発生したソースファイルの名前。 |
linenum | integer | ソースファイル内の、エラーが発生した行の番号。 |
context | character(100) | エラーの原因。 |
error | character(512) | エラーメッセージ。 |
サンプルクエリ
次の例では、STL_ERROR からエラー情報を取得します。
select process, errcode, linenum as line, trim(error) as err from stl_error; process | errcode | line | err --------------+---------+------+------------------------------------------------------------------ padbmaster | 8001 | 194 | Path prefix: s3://redshift-downloads/testnulls/venue.txt* padbmaster | 8001 | 529 | Listing bucket=redshift-downloads prefix=tests/category-csv-quotes padbmaster | 2 | 190 | database "template0" is not currently accepting connections padbmaster | 32 | 1956 | pq_flush: could not send data to client: Broken pipe (4 rows)