Grafana Mimir または Loki 管理のアラートルールの作成 - Amazon Managed Grafana

Grafana Mimir または Loki 管理のアラートルールの作成

このドキュメントのトピックは、Grafana バージョン 9.x をサポートする Grafana ワークスペース向けです。

Grafana バージョン 10.x をサポートする Grafana ワークスペースについては、「Grafana バージョン 10 での作業」を参照してください。

Grafana バージョン 8.x をサポートする Grafana ワークスペースについては、「Grafana バージョン 8 での作業」を参照してください。

Grafana では、外部の Grafana Mimir または Loki インスタンスのアラートルールを作成することができます。

注記

Grafana Mimir は、Amazon Managed Service for Prometheus および Prometheus データソースに接続できます。

前提条件

  • Prometheus データソースへの書き込みアクセス権限があることを確認します。アクセス権限がない場合、Cortex 管理のアラートルールを作成または更新することはできません。

  • Grafana Mimir および Loki データソースの場合、それぞれのサービスを設定して Ruler API を有効にします。

    • Loki - Loki データソースのデフォルトである local ルールストレージタイプは、ルールの表示のみをサポートしています。ルールを編集する場合、他のストレージタイプを設定してください。

    • Grafana Mimir/prometheus ではなく、レガシー /api/prom プレフィックスを使用します。Prometheus データソースは Grafana Mimir と Prometheus の両方に対応しており、Grafana はクエリ API と Ruler API の両方が同じ URL にあることを想定しています。Ruler API に別の URL を指定することはできません。

注記

特定の Loki または Prometheus データソースのアラートルールを管理しない場合は、その設定に移動し、[アラート UI 経由でアラートを管理する] チェックボックスをオフにします。

Grafana Mimir または Loki 管理のアラートルールを追加するには
  1. Grafana コンソールの Grafana メニューで、[アラート] (ベル) アイコンを選択して [アラート] ページを開いて既存のアラートを一覧表示します。

  2. [アラートルールの作成] を選択します。

  3. ステップ 1 で、次のようにルールタイプと詳細を選択します。

    • Mimir または Loki アラートを選択します。

    • [ルール名] にわかりやすい名前を追加します。この名前はアラートルールリストに表示されます。またこの名前は、このルールから作成されるすべてのアラートインスタンスの alertname ラベルにもなります。

    • [データソース]の選択ドロップダウンから、Prometheus または Loki データソースを選択します。

    • [名前空間] ドロップダウンから、既存のルール名前空間を選択します。それ以外の場合は、[新規追加] を選択し、名前を入力します。名前空間には 1 つ以上のルールグループを含めることができます。これは、組織的な目的を持たせるためのみに使用します。詳細については、「Cortex または Loki ルールグループと名前空間」を参照してください。

    • [グループ] ドロップダウンから、選択した名前空間内の既存のグループを選択します。それ以外の場合は、[新規追加] を選択し、名前を入力します。新しく作成されたルールは、グループの末尾に追加されます。グループ内のルールは、同じ評価時間で一定の間隔で順番に実行されます。

  4. ステップ 2 で、評価するクエリを追加します。

    値は PromQL または LogQL 式で指定することができます。評価結果に 0 より大きい値を持つシリーズが 1 つ以上ある場合、ルールはアラートを発行します。アラートはシリーズごとに作成されます。

  5. ステップ 3 で、アラート評価間隔を指定します。

    条件の [For] テキストボックスに、アラートが発行されるために必要な条件の継続時間を指定します。例えば 5m を指定した場合、条件が 5 分間継続した場合にアラートが発行されます。

    注記

    条件が満たされると、アラートは Pending 状態に入り、そのまま指定された期間条件が継続するとアラートは Firing 状態に移行します。条件から外れた場合、Normal 状態に戻ります。

  6. ステップ 4 で、ルールに関連するメタデータを追加します。

    • アラートメッセージのカスタマイズ時に使用する説明と概要を追加します。ガイドライン「ラベルと注釈」を参照してください。

    • Runbook URL、パネル、ダッシュボード、アラート ID を追加します。

    • カスタムラベルを追加します。

  7. [アラートのプレビュー] を選択してルールを評価し、生成されるアラートを確認します。各アラートの状態と値を含むアラートのリストが表示されます。

  8. [保存] を選択してルールを保存するか、[保存して終了] を選択してルールを保存し、[アラート] ページに戻ります。

ルールを作成したら、ルールの通知を作成できます。通知の詳細については、「アラート通知の管理」を参照してください。