Amazon S3 オブジェクトのバージョニングを有効にしてユーザーのアプリケーション設定を元に戻す - Amazon AppStream 2.0

Amazon S3 オブジェクトのバージョニングを有効にしてユーザーのアプリケーション設定を元に戻す

Amazon S3 オブジェクトのバージョニングとライフサイクルポリシーを使用して、ユーザーによるアプリケーション設定の変更を管理できます。Amazon S3 オブジェクトのバージョニングを使用すると、あらゆるバージョンの設定 VHD を保持、取得、復元できます。これにより、意図しないユーザーのアクションとアプリケーションの障害の両方から復旧できます。バージョニングを有効にすると、各ストリーミングセッション後に、新しいバージョンのアプリケーション設定 VHD が Amazon S3 と同期されます。新しいバージョンは以前のバージョンを上書きしないため、ユーザーの設定に問題が生じた場合は、以前のバージョンの VHD に戻すことができます。

注記

各バージョンのアプリケーション設定 VHD は、別個のオブジェクトとして Amazon S3 に保存され、相応に課金されます。

S3 バケットでのオブジェクトのバージョニングは、デフォルトでは有効にならないため、明示的に有効にする必要があります。

アプリケーション設定 VHD でオブジェクトのバージョニングを有効にするには
  1. https://console.aws.amazon.com/s3/ で Amazon S3 コンソールを開きます。

  2. [Bucket name (バケット名)] リストで、オブジェクトのバージョニングを有効にするアプリケーション設定 VHD が含まれている S3 バケットを選択します。

  3. [プロパティ] を選択します。

  4. [Versioning (バージョニング)]、[Enable versioning (バージョニングの有効化)]、[Save (保存)] の順に選択します。

古いバージョンのアプリケーション設定 VHD を失効させるには、Amazon S3 ライフサイクルポリシーを使用できます。詳細については、Amazon Simple Storage Service ユーザーガイドの「S3 バケットのライフサイクルポリシーを作成する方法を教えてください」を参照してください。

ユーザーのアプリケーション設定 VHD を前のバージョンに戻すには

ユーザーのアプリケーション設定 VHD を前のバージョンに戻すには、該当する S3 バケットから以降のバージョンの VHD を削除します。ユーザーがアクティブなストリーミングセッションを進行中は、この操作を実行しないでください。

  1. https://console.aws.amazon.com/s3/ で Amazon S3 コンソールを開きます。

  2. [Bucket name (バケット名)] リストで、前のバージョンに戻すユーザーのアプリケーション設定 VHD が含まれている S3 バケットを選択します。

  3. VHD が含まれているフォルダを見つけて選択します。S3 バケットのフォルダ構造内を移動する詳しい方法については、このトピックの前半にある「Amazon S3 バケットのストレージ」を参照してください。

    フォルダを選択すると、設定 VHD および関連するメタデータファイルが表示されます。

  4. VHD とメタデータファイルのバージョンを一覧表示するには、[Show (表示)] を選択します。

  5. 以前に戻す VHD のバージョンを見つけます。

  6. [Name (名前)] リストで、以降のバージョンの VHD および関連するメタデータファイルの横にあるチェックボックスをオンにし、[More (詳細)]、[Delete (削除)] の順に選択します。

  7. 前のバージョンに戻すアプリケーション設定 VHD および関連するメタデータファイルが以降のバージョンであることを確認します。

該当する設定グループに基づいてアプリケーション設定の永続化が有効になっているフリートから次回にユーザーがストリーミングを行うと、前のバージョンに戻したユーザー設定が表示されます。